インスピレーションが経営を動かす!

インスピレーションとは、瞬間的に浮かび上がる着想のこと。
私は「想いの経営」における“想い”を、このインスピレーションに込めています。
すなわち、「想いの経営」とは「インスピレーションの経営」なのです。
エジソンの名言に、
「天才とは1%のインスピレーションと99%の努力の賜物である」
というものがありますが、この言葉の背景には、
「本物のインスピレーションでなければ、どれだけ努力しても成果にならない」
という深い含意があることを、エジソンは晩年の日記で書き残しています。
では、本物のインスピレーションは、どうすれば見分けられるのか?
これについて、数学者・岡潔先生の経験則が参考になります。
岡先生は、難解な数式を解くなかで次のようなインスピレーション体験を語っています。
1. 一定期間の思考ののち、リラックス時にふとひらめく。
2. その瞬間、鋭いよろこびがある。
3. そのひらめきには、疑いがまったく湧かない。
私自身、この15年間「想いの経営」のナビゲーターとして活動してきましたが、
この3つの経験則とまったく同じ体験を幾度となく味わってきました。
「粗利1000%増をめざす経営」も、またそのナビゲーションの方法論も、
まさにインスピレーションの賜物です。
そして、いま私は確信しています。
“本物のインスピレーションを見極めることさえできれば、
インスピレーションほどイノベーションに役立つものはない”と。
インスピレーションは、自然・社会・人間に正対し、探求心を持ち続けるならば、
必要なときに、必要なだけ、必ず湧いてくるものなのです。