「三方良し」と事業発明

  • 2020/04/03
  • 事業発明

伊藤忠商事さんの4月1日からの新しい理念は
「売り手よし、買い手よし、世間良し」です。
近江商人のこの「三方よし」の精神を
今さらながら、あらためて理念にした理由を考えてみました。

伊藤忠商事さんは、社員一人一人のことを
「ひとりの商人」と称していますが、
これは、一人一人の人間が
本当の自分に気づき、
自分が本当にやりたいことをやっていくことへの奨励です。

これは、一人一人が
わがままに生きろというのではありません。
エゴに振り回されない本当の自分を生きろ!と言いたいのでしょう。
本当の自分を生きることは、他人のためにもなるし、世間のためにもなる、という真実を観て取って新理念を表明したものと愚考します。

「三方良し」のためには先ず「本当の自分良し」を実践することが
とてもとても大切であることを伊藤忠商事さんは気づかれたのでしょう。これこそ、波乱万丈を経てあらたな地球文明を開拓していく2020年代を生きるにふさわしい新理念であると思われます。

以上、ご参考になれば幸いです。