「粗利1000%増をめざす経営」の究極的な目的

それは、社員ひとり一人の心の中を、ほとんど笑って過ごせる状態にしていくことです。
企業経営をしていると、従業員も含めて、さまざまな困難に直面します。
しかし「空(くう)」の世界観から見ると――
「存在しているだけで、価値がある。有り難い!」
と心から想えるようになるために、
その困難は与えられている、と受け取ることができるのです。
経営における困難も、実はこんなステップで進んでいきます。
① 困る(苦しみ、閉塞感に襲われる)
↓
② 気づく(何かに気づき、道が拓く予感を得る)
↓
③ 変わる(見方・考え方・行動が変わり、結果も変わる)
↓
④ 歓び(変われた歓び、好転した結果の歓びを体験する)
この流れは、経営の世界でもよく言われる
「ピンチはチャンス」という教えに通じます。
そこで私は、①困る、②気づく、を意図的に体験するために、
「粗利1000%増」という突拍子もない数字を自らに課し、習慣化していこう!
と提案しているのです。
ポイントは、まず3週間。
「粗利1000%増」を心の中で思い続けてください。
すると、
「粗利1000%増」の意識が、頭と心に定着していきます。
そして定着すると、自然に「ピンチはチャンス」の機序が働きはじめます。
数ヶ月から数年のうちに、
「存在しているだけで、価値がある。有り難い!」
という体験が訪れるでしょう。
実践した人は、物心両面で好転してゆき、
心の中は、ほとんど笑って過ごせる状態になっていきます。
これこそが、
「粗利1000%増をめざす経営」の、究極の目的なのです。